「ハロン湾クルーズに行きたいけど、日帰りツアーは時間が厳しい…」「個人手配ってどうやるの?」「4時間コースって物足りない?」
そう思っているあなたへ。世界遺産ハロン湾の魅力を、効率的かつ快適に満喫できる「4時間クルーズ」に焦点を当て、私の体験談を基に徹底解説します。
➡ 旅行全体のまとめはこちら → ベトナム旅行記:2大世界遺産周遊
ハノイからの日帰りツアーは人気ですが、往復の移動で6時間以上と、体力的な負担が大きいのがネック。そこで私は、ハロン湾に2泊し、現地で個人手配の4時間クルーズに参加しました。これが大正解!朝もゆっくり出発でき、混雑を避けて絶景を堪能できました。
この記事では、
- ハロン湾4時間クルーズのリアルな料金と予約方法
- 当日の詳細なスケジュールと見どころ
- カヤックや洞窟探検の魅力と費用
- 6時間コースと比較した4時間コースのメリット・デメリット
- 個人手配だからこその自由度と注意点
など、これからハロン湾クルーズを計画するあなたが知りたい情報を網羅しています。ぜひ、あなたのハロン湾の旅の参考にしてください!
期待高まる朝!ハロン湾4時間クルーズへ出発
ハロン湾クルーズの朝は早めですが、前夜にバイチャイ市場近くのベーカリーで購入したパンで手軽に朝食を済ませました。チョコクロワッサンが1個1万ドン(約50円)と、物価の安さに改めて感動です。
予定より10分遅れでホテルへツアーのピックアップが到着。ベトナムではよくあることなので、焦らずゆったり待つのが旅のコツですね。クルーズの出航する港まではあっという間です。
港に着くと、そこは想像以上の賑わいでした。世界的な観光名所であるハロン湾。多くの観光客と、出航を待つ無数のクルーズ船がひしめき合っており、その人気の高さが伺えます。
私が参加したのは4時間コースのクルーズ。他にも6時間コースなどがありますが、短時間で効率よく見どころを巡りたい方には4時間コースがおすすめです。船内は30~40人乗りくらいで、思ったよりも広々としており、快適に過ごせました。
絶景と神秘の鍾乳洞!ハロン湾クルーズの見どころ
クルーズ船が出航すると、エメラルドグリーンの海に浮かぶ奇岩の数々が目に飛び込んできます。まさに、息をのむような水墨画の世界。船上から眺める景色は、どの角度からも絵になり、シャッターを切る手が止まりません。
1. 圧倒的なスケール!「ティエンクン洞(天宮洞)」の神秘
最初の寄港地は、ハロン湾でも特に人気の高い鍾乳洞「ティエンクン洞(Thien Cung Cave)」です。船を降りて洞窟の中へ入ると、その広大さに驚かされます。
内部は様々な色のライトで幻想的にライトアップされており、自然が作り出した神秘的な造形美が際立っていました。中には「ちょっとケバいかな?」と思うような派手なライティングもあり、それもまたベトナムらしさ。どのクルーズも必ず立ち寄るため、洞窟内はかなりの混雑でしたが、通路は整備されており、30分ほどでじっくり見て回ることができました。私にはガイドは付きませんでしたが、自由に写真撮影を楽しむには十分な時間です。
2. 奇岩の間を滑る「カヤック体験」
ティエンクン洞の観光を終えると、船はカヤック体験ができる浮島へと向かいました。カヤックは別料金(1艘10万ドン、約500円)でしたが、ハロン湾の奇岩の間を自分の力で進む体験は、きっと忘れられない思い出になるでしょう。
私は以前タイでカヤック経験があったので今回はパスしましたが、この日は風も波もなく水面が非常に穏やかだったため、カヤック初心者でも安心して楽しめそうでした。奇岩を間近で見上げ、静かな水上を進む体験は、ハロン湾の雄大さを五感で感じる絶好のチャンスです。
カヤック体験を終え、再び船は闘鶏岩(Fighting Cock Islets)など、ハロン湾のシンボル的な奇岩の間を縫うように進み、約4時間のクルーズは無事に港へと帰港しました。本当に「絶景」という言葉がぴったりな、充実した時間でした。
【後日公開予定】
今回のクルーズの詳細や、ハロン湾クルーズツアーの選び方については、改めて別の記事で詳しく解説しますので、どうぞお楽しみに!
午後の冒険:ローカル感満載の「ホンガイ地区」散策
ホテルに戻り一休みした後、午後は路線バスに乗ってハロン市内のもう一つの主要地区であるホンガイ(Hon Gai)へと向かいました。バイチャイ市場付近の食堂で、前夜と同じくボリューム満点のベトナム風チャーハン(4万ドン、約200円)をランチにいただきました。
バイチャイからホンガイへは、3番バスを利用します。料金は1万ドン(約50円)と非常にリーズナブル。ただし、時間帯によってはバス停で1時間ほど待つこともありました。時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
隠れた絶景!ホンガイの海と活気ある市場
ホンガイに着いてまず驚いたのは、その景観の素晴らしさです。ハロン湾クルーズで見た沖合の奇岩群が、まるで街のすぐ目の前に迫っているかのように見え、その雄大さに圧倒されました。まさに「隠れた絶景」という言葉がぴったりです。
この地域は海上生活者や漁師さんも多く、よりローカルな雰囲気が漂っています。港には漁船がずらりと並び、人々の活気ある日常を垣間見ることができました。
ホンガイ散策の途中で立ち寄った市場では、大好物のライチを発見!思わず2kgで5万ドン(約260円)という破格の値段で衝動買いしてしまいました。甘くてジューシーなライチを半分ほど食べ、残りはホテルのスタッフにプレゼント。喜んでもらえてよかったです。
ローカル市場は魚介類の独特の匂いがかなり強烈ですが、これもまた異文化体験の醍醐味。新鮮な海の幸が並び、地元の人々の生活が息づく様子は見ていて飽きません。海の水はあまり綺麗ではありませんでしたが、子供たちが無邪気に水浴びをして遊んでいる姿が印象的でした。
帰路も同じく3番バスを利用してバイチャイに戻りました。
夜のバイチャイ橋と幻想的なライトアップ
この日の夕食も、バイチャイ市場付近のレストランで焼きそば(5万ドン、約260円)をいただきました。こちらも安定のボリューム満点で、お腹いっぱいです。
食後、昼間通ったバイチャイ橋がライトアップされていると聞き、散歩がてら見に行くことに。バイチャイ市場から徒歩15分ほどで到着しました。海岸沿いにはおしゃれなカフェが並び、夜風に吹かれながら橋のライトアップを眺めるのは格別です。
橋のライトアップは、ティエンクン洞と同様にカラフルで「ケバい」と感じる人もいるかもしれませんが、それがまたベトナムらしく、非常にインパクトがあります。ハロン市に宿泊するなら、夜のバイチャイ橋はぜひ見ておきたいスポットです。
まとめ:ハロン湾クルーズとホンガイ散策で大満足の一日
この日は、世界遺産ハロン湾のクルーズで雄大な自然を堪能し、さらにローカルなホンガイ地区を散策して、現地の暮らしと隠れた絶景に触れるという、非常に充実した一日となりました。
ハノイからの日帰りツアーも便利ですが、ハロン湾に滞在して個人で動くことで、より深い体験と自由な時間を手に入れることができます。特にホンガイ地区の訪問は、観光地化された場所とは一味違うベトナムの日常を感じられる、貴重な体験となりました。
翌日はバスでハノイへと移動。ハロン湾での思い出を胸に、次の旅へと向かいます。
もしあなたがハロン湾を訪れるなら、クルーズだけでなく、ぜひホンガイ地区にも足を延ばして、その多面的な魅力を体験してみてください!

市場で大好きなライチが売っていたので我慢できなくて買ってしまいました。2kg位で5万ドン(約260円)でした。全部食べると熱がでそうなので半分ほど食べて残りはホテルのおやじにあげました。
市場ではここの海で捕れた魚などが売られてます。
ローカル市場はかなり匂いがきついです。



