【完全ガイド】ハロン湾4時間クルーズ徹底解説!個人手配で絶景を満喫する賢い旅

2015/06/05

旅行記(2015年5月)

t f B! P L

ハロン湾4時間クルーズ

「ハロン湾クルーズに行きたいけど、日帰りツアーは時間が厳しい…」「個人手配ってどうやるの?」「4時間コースって物足りない?」

そう思っているあなたへ。世界遺産ハロン湾の魅力を、効率的かつ快適に満喫できる「4時間クルーズ」に焦点を当て、私の体験談を基に徹底解説します。

ハノイからの日帰りツアーは人気ですが、往復の移動で6時間以上と、体力的な負担が大きいのがネック。そこで私は、ハロン湾に2泊し、現地で個人手配の4時間クルーズに参加しました。これが大正解!朝もゆっくり出発でき、混雑を避けて絶景を堪能できました。

この記事では、

  • ハロン湾4時間クルーズのリアルな料金と予約方法
  • 当日の詳細なスケジュールと見どころ
  • カヤックや洞窟探検の魅力と費用
  • 6時間コースと比較した4時間コースのメリット・デメリット
  • 個人手配だからこその自由度と注意点

など、これからハロン湾クルーズを計画するあなたが知りたい情報を網羅しています。ぜひ、あなたのハロン湾の旅の参考にしてください!


ハロン湾4時間クルーズを個人手配するメリットと予約方法

ハノイからの日帰りツアーは手軽ですが、早朝出発で夜遅く戻る強行軍になりがちです。私はハロン湾のバイチャイに2泊することで、以下のようなメリットを享受できました。

  • 移動の負担が少ない: ハノイ〜ハロン湾間の片道約3時間のバス移動を分割できるため、体への負担が格段に減ります。
  • ゆとりのある観光: クルーズ前後や午後の時間を有効活用し、ハロン湾周辺の散策やグルメを楽しめます。
  • 朝がゆっくり: 日帰りツアーよりも遅い時間帯のクルーズを選べるため、朝食もゆっくり取れます。

予約は現地ホテルで簡単!料金交渉も視野に

私が参加したのは「Ha Binh Cruises(ハーバインクルーズ)」社の4時間コースです。

  • 予約場所: 宿泊していた「Viet Nhat Halong Hotel(ビエットナットハロンホテル)」のフロントで前日の20時頃に申し込みました。
  • 料金: 合計31万ドン(約1,800円)でした。(当時のレートで1円=約172ドン)
    • クルーズ代:27万ドン(約1,550円)
    • ホテル送迎代:4万ドン(約250円)
  • 交渉の可能性: パンフレットなどがなく口頭での説明だったため、時期や交渉次第で値段は変動する可能性があります。複数の宿泊施設やツアーデスクで比較検討するのも良いでしょう。

【ポイント】
日本の旅行代理店を通さず、現地で直接予約することで費用を大幅に抑えられます。日本語ガイドが必要なければ、この方法が断然おすすめです。

ハロン湾の港の様子

ハロン湾4時間クルーズ:当日のリアルなスケジュールと見どころ

実際に参加した4時間クルーズの当日の流れを、時間ごとの見どころと共にご紹介します。

07:30 - ホテルピックアップ

予定より少し遅れて(ベトナムではよくあること!)ホテルに送迎車が到着。ブオンダオ通りから港までは車でわずか10分ほど。途中で他の参加者をピックアップしながら向かいます。ハノイ発のツアーに比べて朝が断然ゆっくりなのは、本当に快適でした。

08:00 - トゥアンチャウ国際旅客港に到着、乗船手続き

港に到着すると、圧倒的な数の観光客とクルーズ船に驚きます。さすが世界遺産、その人気ぶりが伺えます。乗船前に氏名、国籍、年齢をリストに記入する簡単な手続きがありました。

08:10 - クルーズ船に乗船

私が乗船したクルーズ船は30〜40人乗り程度で、1階はテーブル席、2階は屋根なしのサンデッキになっていました。満席ではありませんでしたが、十分にゆったりと過ごせる空間です。風を感じながら、ハロン湾の壮大な景色を眺めるなら2階デッキがおすすめです。

クルーズ船の様子(船内)

08:30 - 出航!いよいよ絶景クルーズがスタート

船が出航すると、奇岩群が織りなす幻想的な風景が目の前に広がります。エメラルドグリーンの海に浮かぶ無数の石灰岩の島々は、まるで水墨画の世界。船上から眺める景色は、まさに感動の連続です。

09:00 - 最初の見どころ「ティエンクン洞(天宮洞)」に到着

出航から約30分で、最初の目的地であるティエンクン洞(Thien Cung Cave)のあるダウゴー島に到着しました。ハロン湾の中でも特に人気の鍾乳洞なので、多くのボートが停泊しており、賑わっていました。

【ティエンクン洞の見どころ】

  • 神秘的な鍾乳洞: 鍾乳洞の内部は、カラフルなライトアップが施され、幻想的な雰囲気を醸し出しています。自然が作り出した芸術作品に圧倒されます。
  • 探検気分を満喫: 洞窟内は歩きやすいように整備されていますが、神秘的な空間は探検気分を盛り上げます。
  • 観光時間: 約40分間、自由に散策できました。(ガイドの説明はありませんでした)
ティエンクン洞のライトアップされた鍾乳石

10:00 - ティエンクン洞を出航、カヤック体験スポットへ

ティエンクン洞の観光を終え、船はカヤックができる浮島へと向かいます。

10:20 - カヤック体験スポットに到着(滞在約1時間)

カヤックができる浮島には、多くの貸しボートが用意されています。

  • 料金: カヤック、またはバンブーボート(小舟)ともに1艘10万ドン(約570円)
  • 体験の魅力: この日は海が非常に穏やかで風もなく、カヤック初心者でも楽に漕げそうでした。奇岩の合間を縫って進むカヤックは、ハロン湾の絶景をより間近で感じられる特別な体験です。私は以前タイでカヤックを体験していたため今回はパスしましたが、初めての方には強くおすすめします。
ハロン湾でのカヤック体験

11:00 - 浮島を出航、ハロン湾のシンボルへ

カヤック体験を終え、再び船でクルーズを続けます。

11:20 - 闘鶏岩(Fighting Cock Islets)を通過

ハロン湾のパンフレットなどでもおなじみの、向かい合う二羽の鶏のように見える「闘鶏岩(Fighting Cock Islets)」を通過します。ハロン湾の象徴とも言える奇岩で、記念撮影の絶好のスポットです。

この付近で、4時間コースと6時間コースの参加者が混載されていたため、別の船(Ha Hinh 38からHa Binh 58へ)に乗り換えるという少し珍しい体験もしました。

ハロン湾の闘鶏岩

12:10 - トゥアンチャウ国際旅客港に帰港

約4時間のクルーズはあっという間に終わり、無事港に帰港しました。ホテルへの送迎車が待機しており、スムーズに戻ることができました。


ハロン湾4時間クルーズの費用内訳と総評

今回のクルーズにかかった費用を改めてまとめます。

  • ハロン湾全体の入場料+ティエンクン洞入場料: 17万ドン(約970円)
  • クルーズ船代: 10万ドン(約570円)
  • ホテル送迎代: 4万ドン(約250円)
  • 合計: 31万ドン(約1,800円)
    • ※カヤック料金10万ドンは別途

このクルーズは、食事や飲み物の提供がないシンプルなベーシックコースでした。しかし、ハロン湾の壮大な景色を堪能するという目的においては、一切不満はありませんでした。

4時間コースは「景色を堪能する」ベストな選択!

実際に体験して感じたのは、**ハロン湾の景色を楽しむだけなら4時間コースで十分**、ということです。同じような奇岩が続くため、正直なところ、6時間コースだと途中で飽きてしまう可能性もあると感じました。

4時間という時間は、主要な見どころである鍾乳洞とカヤック体験を盛り込みつつ、絶景を存分に目に焼き付けるのに最適な時間配分だと感じました。

私が感じた4時間クルーズのメリット・デメリット

【メリット】

  • 効率的: 限られた時間でハロン湾の主要な魅力を体験できます。
  • 価格が手頃: リーズナブルに世界遺産クルーズを楽しめます。
  • 時間的余裕: 滞在時間全体にゆとりが生まれ、周辺観光や休息に充てられます。
  • 飽きがこない: 似たような景色の連続でも、ちょうどいい時間で終了します。

【デメリット】

  • 食事が含まれない: クルーズ中に食事を取りたい場合は、6時間以上のコースを選ぶか、別途準備が必要です。
  • 体験が限定的: 寄港地が少なく、水上生活者の村訪問などの体験はできない場合が多いです。

まとめ:ハロン湾4時間クルーズは賢い選択!

私のハロン湾4時間クルーズ体験は、まさに期待以上の満足度でした。日帰りツアーのタイトなスケジュールを避け、個人手配でゆったりと世界遺産の絶景を堪能できたのは大きな収穫です。

ハロン湾の絶景を効率よく、そして費用を抑えて楽しみたい!
ハノイからの日帰りツアーは疲れてしまいそう…

もしあなたがそう考えているなら、ハロン湾に宿泊して4時間クルーズに参加する旅のスタイルは、自信を持っておすすめです。言葉の壁を心配するかもしれませんが、現地ホテルのフロントで英語ができれば問題なく予約できますし、クルーズ中は基本的に自由行動なので心配いりません。

ハロン湾の雄大な自然と奇岩が織りなす神秘的な景観は、あなたの旅の忘れられない思い出になることでしょう。ぜひ、この記事を参考に、あなただけのハロン湾クルーズを計画してみてください!


観光船が転覆、34人死亡 ベトナム世界遺産のハロン湾(2025.07.20)

ベトナム北部の世界遺産、ハロン湾で、観光船「ワンダー・シー号」が転覆する事故が発生しました。

  • 事故の状況: 現地時間午後1時30分頃、突然の強風に見舞われて転覆。
  • 乗客・乗員: 乗客48人と乗員5人の合計53人が乗船していました。乗客の多くはハノイからの家族連れで、子どもも20人以上含まれていました。
  • 捜索と救助: 20日午前の時点で34人の遺体が収容され、11人が救助されました。救助活動は、豪雨と夜間の視界不良により難航しました。
  • 事故現場: ハロン湾の有名な観光名所であるダウゴー洞窟の付近で発生したとみられています。

この事故を受けて、海軍、国境警備隊、警察など多数の機関と救助船が出動し、捜索活動が続けられました。


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