世界遺産「フォンニャ=ケバン国立公園」へ行ってきました。アクセス方法やボートツアー参加方法とその魅力をお伝えします。
英名: Phong Nha-Ke Bang National Park
<概要>
ベトナム中部のクアンビン省にある国立公園、4億年前から形成されたアジア最古のカルスト地形が残っているとされ、大小300程の鍾乳洞がある。最大の見どころは全長8キロメートルに及ぶフォンニャ洞窟(どうくつ)。内部は世界最長と言われる巨大な地下水脈が広がり、奥の方は鍾乳洞がライトアップされて幻想的な世界が見られます。
フォンニャ=ケバン国立公園は、豊かな自然景観と洞窟のネットワークで知られています。公園内には、世界最大級の洞窟であるソン・ドン洞やパラダイス洞、フォンニャ洞など、数多くの驚くべき洞窟が存在します。これらの洞窟は美しい鍾乳石や地底湖を含んでおり、洞窟探検やツアーが人気のアクティビティとなっています。
また、フォンニャ=ケバン国立公園は、豊かな生態系を保護しており、希少な植物や動物の種が生息しています。公園内には森林、川、滝、山岳地帯など多様な自然環境が広がっており、自然愛好家やトレッキング愛好家にとって魅力的なスポットとなっています。
フォンニャ=ケバン国立公園は、ベトナムで最も美しい自然保護地域の一つとされており、訪れる人々に壮大な自然の美しさと冒険の機会を提供しています。
<行き方>
フォンニャ洞窟ツアーのシーズンは6~8月で、それ以外はドンホイからのツアーはないため、洞窟へのボート乗り場のあるフォンニャの町まで行くことにしました。
ドンホイへはフエからベトナム統一鉄道南北線で行きました。チケットは当日乗車の30分程前に購入。
特急列車 SE4号
フエ駅発: 17:11
ドンホイ駅着: 19:56
運賃: ソフトシート10.6万ドン
列車は予定より30分以上遅れでフエ駅発着、ドンホイ駅着は50分遅れ。ソフトシートはリクライニングが深く座り心地は悪くないです。途中飲み物、お菓子、お弁当などの車内販売あり。
ドンホイ駅
ドンホイからフォンニャへはTROOC行きのバスで行きました。14時発の1日1便しかなかったのでドンホイに1泊しました。バスはドンホイ駅近くのナムリー・バスターミナルから乗車。ドンホイにはもうひとつフエやハノイ行きバスが発着するドンホイ・バスターミナルもあるので注意。
フォンニャ行き(TROOC行き)バス
ナムリー・バスターミナル発: 14時
フォンニャまで所要時間: 90分程
運賃 : 5万ドン(行き)
バスはフォンニャの観光センター(ボート乗り場)の横に着きます。小さい町なのですぐに分かります。帰りのバスもここに来ます。
フォンニャからドンホイへはフォンニャ8時始発のバスで帰ってきました。往きに乗ったバスとは別のバス。ドンホイの4km程郊外でバスを乗換え。乗換えたバスは往きに乗ったバスでした。
ドンホイ行きバス(途中乗換え)
フォンニャ発: 8時
ドンホイまで所要時間: 90分程
運賃 : 4.5万ドン+2万ドン(帰り)
<フォンニャ洞窟観光>
フォンニャ到着の翌朝観光センター内のチケット売り場で洞窟とボートのチケットを購入。ボートは他のグループとシェアをして3万ドン。シェアできるグループが来るまで20分程待ちました。
フォンニャ洞窟: 4万ドン
ティエンソン洞窟: 4万ドン
ボート1艘(ガイド込み): 22万ドン(洞窟1ケ所)25万ドン(洞窟2ケ所)
ボートにはべトナム人ガイドが付きますが英語の説明はなし。
ボート乗船
一緒に乗船したのはベトナム人のご家族11人のグループ。ガイドも付いてます。
フォンニャ洞窟に向かう川沿いの風景
川をボートでフォンニャ洞窟へ向かいます。川の流れは静かでのんびりした風景が続きます。
フォンニャ洞窟の入り口
フォンニャ洞窟まではボートで30分です。
フォンニャ洞窟の入り口手前で下船して、まずはティエンソン洞窟へ向かいました。
ティエンソン洞窟へ向かう道
最初はのんびりした道だったんですが…。
ティエンソン洞窟へ向かう急な階段
ティエンソン洞窟までは急な階段が続きます。結構きついです。
ティエンソン洞窟の途中にある売店
階段の途中には何軒か売店が出てます。
ティエンソン洞窟の入り口
階段を休まず上り続ければ15分程でティエンソン洞窟に着きます。
ティエンソン洞窟
かなり規模の大きな鍾乳洞です。来て良かった。
ガイド
ガイドはベトナム語のみ、何を話しているかまったく分かりません。でも雄大な自然の風景は解説なしでも十分感動します。
ティエンソン洞窟からの帰りの急階段
上って来た階段をまた下まで下ります。
お昼に頂いたバインチュン(べトナム風ちまき)
ご一緒したベトナム人のご家族グループに昼食をご馳走になりました。バインチュン(ベトナム風ちまき)やらっきょうの漬物など、おいしかったです。
フォンニャ洞窟の入り口
再びボートに乗り込みフォンニャ洞窟へ向かいます。
フォンニャ洞窟の天井
入り口付近は天井が低くボートがギリギリ通れる高さ。乾季の2月にここまで天井が近いということは例年以上に雨が多く川の水量が多いということでしょう。
フォンニャ洞窟
天井が低いところを抜けたその奥は物凄く広い洞窟になってます。
フォンニャ洞窟の一番奥の洞窟
水量が多いお陰でボートで一番奥の洞窟まで行けました。
フォンニャ洞窟
ボートを降りて徒歩で洞窟を進みます。ティエンソン洞窟以上にスケールの大きな洞窟ですね。
ボート
再びボートに乗り込み次の洞窟に向かいました。
入り口に近い洞窟
次は入り口に
フォンニャ洞窟の出口
ここからは徒歩で洞窟の外に出ます。
フォンニャ洞窟入り口のボート乗り場
フォンニャ洞窟入り口付近のボート乗り場でボートに乗り込みフォンニャの観光センターに戻ります。
ボート
ボートツアーでご一緒したベトナム人のご家族
記念に今回ご一緒したご家族を撮影。ちまきご馳走様でした。