こんにちは、旅行大好きなtakau99です!タイのビザラン目的で、バンコクからベトナムへメコンデルタ・ホーチミン周遊に行ってきました。今回はメコンデルタ・ホーチミン周遊の5日目をお伝えします。
はじめに:ビザランとは
ビザランを知らない人のために、少しビザランを解説します。
ビザラン(Visa Run)は、ある国に滞在している外国人が、滞在期限が迫った際に隣国や他国に出国し、再度入国することで滞在期間を延長する行為を指します。これにより、滞在国のビザの制限を回避したり、ビザの更新を行ったりすることが可能となります。
一般的に、ビザランはビザの有効期限が切れる前に滞在国を一時的に離れ、再度入国することで滞在期間をリセットするために行われます。この方法は一部の国で一般的であり、特に長期滞在や仕事などでビザの更新が難しい場合に利用されることがあります。
タイの場合、ビザランは観光目的で滞在している外国人によく行われます。タイの観光ビザは通常30日間の滞在が認められていますが、それを超える滞在を希望する場合にはビザの延長手続きが必要です。しかし、一部の外国人はビザの延長手続きが難しいため、ビザランを利用して隣国へ出国し、再度タイに入国することで滞在期間を延長することがあります。
ビザランは一時的な解決策であり、長期的な滞在やビザの取得を希望する場合には正式な手続きを行う必要があります。また、ビザランの可否や条件は国によって異なるため、事前に関連する法律や規制を確認することが重要です。
旅行の概要
今回のベトナム旅行の概要は別記事まとめています。まだ読んでいない方は、こちらも面白いので良かったら読んでみてください。
旅行記
メコンデルタの中心地、カントーでの5日目。ホーチミンからやってきた活気あふれる水上市場のイメージとは一転、この日は徒歩でのんびりと、カントー市内のローカルな雰囲気にどっぷりと浸る一日となりました。
まずは、市内のメインストリートである**ハイ・バー・チュン通り(Đường Hai Bà Trưng)**を散策。道の両側には、地元の人々がひしめき合う食堂や、色とりどりの果物が山と積まれた露店が軒を連ねています。バイクのクラクションの音、香辛料の香り、そして人々の話し声が混ざり合い、これこそがベトナムの日常だと改めて感じさせられます。
そんな喧騒を抜けると、荘厳な**クメール・ムニランサイ寺(Chùa Khmer Muni-Ransay)**が姿を現しました。鮮やかな色彩と繊細な装飾に目を奪われます。メコンデルタにはクメール系の人々が多く住んでおり、彼らの文化や信仰がこの地で深く根付いていることを実感しました。寺院の中は静謐な空気が流れ、一歩足を踏み入れるだけで心が落ち着くようでした。
続いては、ベトナム戦争の歴史に触れるべく、**第9軍区博物館(Bảo tàng Quân khu 9)とホー・チ・ミン博物館(Bảo Tàng Hồ Chí Minh)**へ。歴史の重みが静かに語りかけ、ベトナムの人々が辿ってきた道のりを学びました。平和な今の姿からは想像もつかない激動の時代があったことを知り、胸が締め付けられるような思いがしました。
そして、一日の締めくくりは、活気に満ちたカントー市場(Chợ Cần Thơ)。日用品からお土産まで、所狭しと並べられた商品の中から、掘り出し物を見つけるのが楽しい時間です。地元の人が利用する市場だからこそ、観光客向けではない、素朴で温かい交流が生まれます。屋台で売られているベトナムコーヒーを片手に、賑やかな市場を眺めているだけで、この街のエネルギーを肌で感じることができました。
- ハイ・バー・チュン通り(Đường Hai Bà Trưng)
- クメール・ムニランサイ寺(Chùa Khmer Muni-Ransay)
- 第9軍区博物館(Bảo tàng Quân khu 9)
- ホー・チ・ミン博物館(Bảo Tàng Hồ Chí Minh)
- カントー市場(Chợ Cần Thơ)
カントーは、観光地として整備されたホーチミンとは異なる、リアルなベトナムの日常が息づく町でした。人々の温かさ、歴史の深さ、そして活気あふれる市場。すべてが心に深く刻まれました。
明日は、この旅の出発地であるホーチミンへと戻ります。カントーでの濃密な一日を胸に、どんな景色が待っているのか、今から楽しみでなりません。