メコンデルタ・ホーチミン周遊7日目は、活気あふれるチョロン地区の1日を堪能する一日となりました。
ベトナムの朝はフォーから
朝食はホテル近くの屋台で。湯気の立つ大きな鍋から取り分ける温かいフォーは、米麺と鶏ガラのやさしいスープ、そしてたっぷりの野菜が絡み合い、旅の疲れを癒してくれる最高の朝ごはんです。食後には、ベトナムコーヒーの濃厚な甘さと苦みが体に染み渡り、今日一日のエネルギーが満たされていくのを感じます。
ビンタイ市場(Chợ Bình Tây)の熱気と色鮮やかな世界
バスに揺られ、まず到着したのはビンタイ市場(Chợ Bình Tây)。活気に満ちた市場に足を踏み入れると、スパイスの香り、果物の甘い匂い、そして人々の話し声が混じり合い、一気に異国情緒に引き込まれます。所狭しと並べられた雑貨や食料品、衣類を見ているだけでも飽きません。その熱気とエネルギーに圧倒されながらも、掘り出し物を探す時間がなんとも楽しい。
チョロンの歴史を巡る
市場を後にし、歴史ある建造物巡りを始めます。
チャータム教会(Nhà thờ Giáo xứ Thánh Phanxicô Xaviê)は、フランス統治時代に建てられた壮麗な教会。東洋と西洋が融合したユニークな建築様式は、この街の歴史を静かに物語っています。
次に訪れたのは、華やかな装飾が印象的なティエンハウ寺(Miếu Bà Thiên Hậu)。渦を巻く線香が天井から吊り下げられ、独特の香りが漂う中で熱心に祈りを捧げる人々の姿は、神聖な雰囲気を醸し出していました。
そして、歴史あるレ・チャウ会館(Lệ Châu Hội Quán)へ。ベトナム南部で活躍した福建省出身の職人たちが建てたこの会館は、繊細な彫刻や装飾が施されており、彼らの信仰と文化の深さを感じさせます。静かで厳かな雰囲気の中、歴史の重みに触れることができました。
布通りに迷い込む
ランチの前に立ち寄ったのは、**チャン・フン・ダオ通り(Trần Hưng Đạo)**に広がる布地屋街、**ソアイ・キン・ラム布通り(Phố Soái Kình Lâm)**。色とりどりの布地が店の軒先から溢れ出し、まるで万華鏡の中にいるよう。繊細な刺繍が施されたアオザイ用の生地から、カジュアルなコットンまで、あらゆる種類の布が揃っています。この街の人々の豊かな暮らしを垣間見た気がします。
ローカル市場で至福のランチ
お昼はサータイ市場(Chợ Xã Tây)で。屋台がひしめく中で、地元の人が食べるような料理を注文。新鮮な食材を使った料理はどれも絶品で、旅の醍醐味を改めて感じました。
夜のホーチミンを楽しむ
ホテルで一休みした後、夕食へ。夜の帳が下りたホーチミンは、昼間とは違う顔を見せます。ネオンが輝く道を歩き、夕食はクアン・アン 79(QUAN AN 79)へ。79 Co Giang通りに位置するこの店は、活気あふれる店内で、ベトナム料理とビールを堪能。地元の人々に交じって食事をする時間は、忘れられない思い出になりました。
夕食後は、ローカルカフェで締めくくり。賑やかな通りから一本入った路地裏にある小さなカフェで、ゆっくりと時間を過ごします。一日の終わりに静かなひとときを過ごし、明日の旅に備えました。
チョロン地区は、これぞベトナムといった熱気と、どこか懐かしい空気が共存する魅力的な場所でした。明日はどんな出会いが待っているのでしょうか。
- ホテル近くの屋台で朝食(フォー)、食後のコーヒー
- バスで移動
- ビンタイ市場 Chợ Bình Tây
- チャータム教会 Nhà thờ Giáo xứ Thánh Phanxicô Xaviê
- ティエンハウ寺 Miếu Bà Thiên Hậu
- レ・チャウ会館 Lệ Châu Hội Quán
- チャン・フン・ダオ通り(Trần Hưng Đạo)**に広がる布地屋街、「ソアイ・キン・ラム布通り(Phố Soái Kình Lâm)」
- サータイ市場 Chợ Xã Tây
- ランチ(サータイ市場)
- バスで移動
- ホテル
- 夕食(QUAN AN 79) 79 Co Giang
- ローカルカフェ
- ホテル